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映画館へ行こう! 2013年1月21日放送

2013.01.21

タイトル

「渾身 KONーSHIN」

プロローグ

島根県、隠岐諸島で育った多美子は英明と結婚。
英明にとっては2度目の結婚で、
病死した英明の先妻で多美子の親友だった
麻里との間に生まれた5歳の娘 琴世とともに
暮らしていました。
傍目にも微笑ましいほど多美子になつきながらも
琴世は、まだ多美子を
「お母ちゃん」とは呼べずにいました。

かつて、麻里との結婚を選んだ英明は
駆け落ち同然で結婚。
島での評判は良くはなく
以来、両親に娘を会わせることさえできていません。
それでも島が大好きだからと、苦労を覚悟の上で
英明と麻里は、島での暮らしを選んだのでした。

そんな中、20年に一度の
水若酢(みずわかす)神社の遷宮(せんぐう)を祝う
古典相撲大会の日。
島で生まれ育った多美子にとって
古典相撲はもちろん大切な伝統行事ですが
この日の大会は、それ以上に特別な意味をもっていました。

夜を徹して、島中の人が見守る中で行われる
300番にも及ぶ取り組みの最後に
英明が地区の名誉や、家族の思いを背負って
土俵に上がるのです。