タイトル
「舟を編む」
プロローグ
出版社の営業部勤務。
真面目すぎて職場で少々浮いている馬締光也(まじめみつや)。
そんな彼は、言葉に対する
卓越したセンスを持ち合わせていることが評価され、
新しい辞書『大渡海(だいとかい)』の
編纂を進める辞書編集部に異動となります。
今を生きる辞書を目指している『大渡海(だいとかい)』は
見出し語が24万語という大規模なもの。
曲者ぞろいの辞書編集部の中で
馬締は作業にのめり込みます。
そんな中、ある満月の夜
ひょんなことから知り合った女性、香具矢に
一目で恋に落ちた馬締。
なんとかして、自分の思いを彼女に伝えようとしますが
なかなかふさわしい言葉が出てこず、苦悩します。
一方、辞書作成の方も、会社の方針が変わり
『大渡海』の完成に暗雲がたちこめます……。
果たして「大渡海」は完成するのでしょうか?
また、馬締の香具矢への思いは伝わるのでしょうか。。。?