タイトル
「あさひるばん」
プロローグ
昭和58年、夏の宮崎。
県立城北高校のグランドで練習する球児たちの中に
エースの浅本、ライトで4番の日留川
セカンドでキャプテンの板東の姿がありました。
その名から「あさひるばん」とよばれ
鬼監督の阪元雷蔵にしごかれながら
甲子園をめざしていました。
また、3人は共に野球部マネージャーで雷蔵の娘・幸子に
恋心を抱いていました。
それから30年後、それぞれの元に幸子の娘・有三子から
手紙が届きます。
手紙の内容は「入院中の母に、会いに来てほしい」というもの。
彼らにとって、マドンナ的存在であった幸子が
病気であるということ
また、いつのまにか子供をもうけていたことに、驚いた3人。
一体、父親は誰だ?!?!俺か?!と内心ざわめきます。
そこで、宮崎に集結した3人。
野球部時代の恩師で、娘・幸子と絶縁中の雷蔵と
対決することになるのです!!
不惑の年を越えて、人生いまだ迷いっぱなしの3人が
故郷で、一体なにを見つけるのでしょうか?!