タイトル
「鑑定士と顔のない依頼人」
プロローグ
ある日、人間嫌いの天才鑑定士
ヴァージル・オールドマンの元に
クレアという女性から、鑑定依頼が舞い込みます。
それは
「資産家の両親が遺した絵画や家具を査定してほしい」という
ごくありふれた依頼でした。
ところが、クレアは決して姿を現しません。
やがてヴァージルは、彼女が屋敷の壁の向こうにある
“隠し部屋”にいることを突き止めます。
我慢できずに、彼女の姿を覗き見したヴァージルは
美しいその姿に一瞬で心を奪われ
どうしようもなく、惹かれていくのです。
さらに美術品の中に、歴史的発見とも言える
価値のある品の一部を、見つけるのです。
果たして、奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは・・・。