タイトル
「グランド・ブダペスト・ホテル」
プロローグ
1932年、美しい山々を背に優雅に佇む
ヨーロッパ最高峰のグランド・ブダペスト・ホテルに
グスタヴ・Hという、伝説のコンシェルジュがいました。
彼は、究極のおもてなしを信条とし
宿泊マダムたちの、夜のお相手までもこなし
多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れていました。
しかし、彼の人生は一夜にして変わります―。
長年ヒイキにしていた、伯爵未亡人“マダムD”が殺され
貴重なルネッサンス時代の絵画の受け取りが
グスタヴになっていたことから、容疑者にされていまいます。
ヨーロッパ大陸を逃避行しながら、
愛弟子のベルボーイ、ゼロと
コンシェルジュ・ネットワークを駆使するグスタヴは
誇りをかけて謎に挑みます。
はたして、自らの潔白を証明し
ホテルの威厳を守れるのでしょうか?