タイトル
「ぼくたちの家族」
プロローグ
ある日突然、若菜家の母・玲子に脳腫瘍が見つかります。
しかも、末期症状で“余命1週間”というのです。
父・克明は取り乱し、長男の浩介は言葉をなくし
次男の俊平は冷静を装います。
母の記憶は日に日に曖昧になり、少女のような振る舞いを
するようになります。
また、今まで語ることのなかった
家族への不満や本音を、暴露し始めるのです。
さらに、父の多額のローンも発覚。
浩助は、自分たちの家族がとっくに壊れていたことを
思い知らされます。
そんな中、成す術がないという医師からの言葉にもめげず
息子たちは、せめて母を受け入れてくれる病院はないかと
駆け回るのです。
母のため、自身のため、、、
「悪あがき」をする父と息子たちに
奇蹟は起こるのでしょうか・・・?!