紹介いただいたのは
桐木神楽堂の桐木純子さん
【テーマ】新年の和菓子
今年もあとわずか、一足早く新年の和菓子をご紹介。
新年の和菓子
白玉粉で作った白い楕円形の生地に菱形の赤い生地を乗せて
白みそ餡、京牛蒡の甘露漬けをはさむように巻いて仕上げます
この「花びら餅」は、「初釜」と呼ばれる、お正月明けに
初めて行われるお茶会で全国的に使われている和菓子です。
和菓子に牛蒡って珍しいですよね
平安時代に行われていた正月行事、
「歯固めの儀式」が由来だといわれています。
「歯固めの儀式」は、固い物を食べて歯を丈夫にして
長寿を願うというものです。
餅の上に赤い菱餅を敷き、その上に猪肉や大根、
鮎の塩漬け、瓜などをのせたものが食べられていました。
それが段々簡略化され、餅の中に、
先ほどの材料を包んだものが宮中雑煮として公家に配られるようになります。
そこから更に、鮎は牛蒡に、
雑煮は、餅と味噌餡でかたどったものに変わっていきました。
新年の和菓子として使われるようになったのは、
明治時代に裏千家家元 11代玄々斎が、初釜のお菓子として
使用することを許可され、そこから、新年の和菓子として
初釜に使われるようになり、全国に広まりました。
桐木神楽堂では、1月6日~25日位まで作っているそうです。
おいしすぎる話では、
桐木神楽堂定番の
おせち菓子をご紹介いただきました。
※12月20日までの予約受付
お店情報
桐木神楽堂
住所:宮崎市橘通東1丁目12-7
TEL:(0985)22ー4285
営業時間 9:00~19:00
定休日 日曜(ただし年末、節句、彼岸等行事の時は開ける)
2014年
年末年始の営業 年末は30日まで営業 年始は5日から営業
※30日はおせち菓子の引き渡しがメイン