タイトル
「みんなの学校」
プロローグ
大空小学校がめざすのは「不登校ゼロ」。
ここでは、特別支援教育の対象となる発達障害がある子も
自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、
みんな同じ教室で学びます。
すぐに教室を飛び出してしまう子も、
つい友達に暴力を振るってしまう子も、
児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人も
いっしょになって、みんなで見守ります。
あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」
と噂される子が入学しました。
「じゃあ、そんな子はどこへ行くの?
そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」
と木村泰子(きむらやすこ)校長。
やがて彼は、この学び舎で居場所をみつけ、
春には卒業式を迎えます。
今では、他の学校へ通えなくなった子が
次々と大空小学校に転校してくるようになりました。
そもそも学びとは何でしょう?
そして、あるべき公教育の姿とは?
大空小学校には、そのヒントが溢れています。