タイトル
「奇跡の人」
プロローグ
聴覚障害の少女たちが暮らす修道院に、
目も耳も不自由な少女マリーがやってきました。
教育を一切受けずに育ったマリーは
野生動物のようにどう猛で、だれにも心を開きません。
一方不治の病を抱え、余命いくばくもない修道女マルグリットは、
残された人生をかけてマリーに“世界”を与えるべく
教育係となるのでした。
さまざまな困難を乗り越え、ついにマリーは言葉を理解します。
学ぶ喜びを知り、日に日に成長していくマリー。
そして母親のように愛情を注ぎ、教育を続けるマルグリット。
絆をより強いものとしていく二人でしたが、
別れの時間は刻々と迫っていました…。