タイトル
「ロマンス」
プロローグ
毎日たくさんの観光客を乗せて新宿⇔箱根間を往復する
特急ロマンスカー。
北條鉢子(ほうじょう・はちこ)はロマンスカーのアテンダント。
仕事の成績は常にトップで、その日もつつがなく業務を
こなしていましたが、ひょんなことから
映画プロデューサーを名乗る怪しい中年客・桜庭に
母親からの手紙を読まれてしまいます。
桜庭に背中を押され、もう何年も会っていない
母親を捜す事になった鉢子。
かつて家族で訪れた箱根の景勝地をめぐる
”鉢子とおっさんの小さな旅”が始まりました。