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映画館へ行こう! 2015年11月30日放送

2015.11.30

タイトル

「黄金のアデーレ 名画の帰還」

プロローグ

20世紀が終わる頃、ある裁判のニュースが
世界を仰天させました。

アメリカに暮らすマリア・アルトマン(82歳)が
オーストリア政府を訴えたのです。

“オーストリアのモナリザ”と称えられ、国の美術館に
飾られてきたクリムトの名画〈黄金のアデーレ〉を
「私に返してほしい」という驚きの要求でした。

伯母であるアデーレの肖像画は、第二次世界大戦中
ナチスに略奪されたもので、正当な持ち主である
自分のもとに返して欲しいというのが、彼女の主張でした。

共に立ち上がったのは、駆け出し弁護士のランディ。

対するオーストリア政府は、真っ向から反論します。

大切なものすべてを奪われ、祖国を捨てたマリアが
クリムトの名画よりも本当に取り戻したかったものとは…?